火曜日の午前九時。とことこと時計塔にやってくる一人と一匹。
「時計台にキター」(ランドセルを背負って嬉しそう)
「主よ。今日は勉強に来たという事を忘れていないか?」
時計台にやってきた悪ケミたん&子バフォ。今日は錬金術のお勉強です。
「やほ〜〜〜♪」
おもいっきり一生懸命に手を振っているのはアラームたん。
いつもライドワードお姉さんと一人でのお勉強だったので仲間が増えるのが凄く楽しいのです。
そんな嬉しそうなアラームたんをライドワードお姉さんは隣で嬉しそうに眺めています。
「いらっしゃい。悪ケミたんに子バフォさん。
私はライドワード。貴方達の先生になります」
「……達?我も学ぶのか?」
ただの付き添いと思っていた子バフォ。ちょっとショックです。
「貴方もいい機会だからお勉強しなさいとお父様から伝言を承っております。
あと、プレゼントも」
ここでライドワードお姉さん。微笑んで子バフォにランドセルがある所を指さしてあげます。
「子バフォ〜おそろい〜〜〜♪」
「おそろいだな。主よ♪」
嬉しそうにそのあたりをくるくる回る悪ケミたんと子バフォ。アラームたんちよっと羨ましそうです。
「アラーム。貴方にもあるわよ。
ランドセル。バースリーおばあさんの手作りよ」
その言葉を聞いてアラームたん。ぱっと顔が明るくなります。
「ほんとっ!嬉しい♪ありがとう!!
みてみてみてっ!みんなおそろい〜〜〜♪」
悪ケミたんと子バフォと一緒にランドセルを背負って手を繋いでくるくる回っています。
でも、勉強となると……
「ぐう……」
「zzz……」
「うとうと……」
「やれやれ……おきなさいっ!」
自分の体を閉じて三人の頭に垂直落下。
ごんっ!(×3)
「いたい〜〜〜><」
「ライドワード殿……それは痛いぞ……」
「ふぇ……TT」
「やれやれ」
ため息をつくライドワード先生。
この三人のお勉強。まだまだ始まったばかりです。
あとがきみたいなもの
複合反則技シリーズその2。
このころ辺りから、他の萌えキャラを使って書く事を覚える。
この複合反則技シリーズもこんなに続くとは思っていなかった。